最終更新日:2024年08月13日
そう語るのは、徳洲会体操クラブの監督であり、アテネ五輪の金メダリストでもある米田功氏です。一流のアスリートは、プロになれる時点で技術の差はもう殆ど無いと言います。では、何がトップアスリートの活躍を分けるのでしょうか。この答えとして米田氏が行きついたのは、物事の考え方から生まれる「メンタルの差」でした。優勝を決める大事な場面。そんなプレッシャーに押しつぶされそうな瞬間に力を与えてくれるのが、人を勇気づけたい、喜ばせたいという「人間力」であると弊社の講座を通して確信に変わったと言います。この「考え方」の教育のため、そしてチームの一体感をより高めていくために、徳洲会体操クラブは2015年から弊社のチーム向け研修を導入しており、年に2回開催を続けています。
https://taisou.tokushukai.jp/club/
2021年の夏に行われた研修のテーマは、「社会のリーダーとして選手の先を描く」でした。卓越な結果を残し続ける人に共通することとは、ただ勝とうとしているだけではなく、勝つ目的を持っているということです。「家族のため」「恩師のため」「応援してくださる方のため」など、様々ありますが、利他の気持ちが強ければ強いほど、強靭なメンタルが得られると言われています。今回の研修では、この利他の気持ちをより強化するために「時間軸」という角度でアプローチしています。選手として成功することはもちろんのこと、そのさらに先を見据えたときに、どのような未来があるのか、人生レベルでこの社会にどう貢献していきたいのか。そんな未来を描き、プレゼンテーションを行いながら更に明確化していく内容です。パリ五輪で結果を残すことを一つの通過点として、より強い選手・強いチームを目指して実施されました。
監督コーチが選手と向き合う際に大切にしてきたのは本音本心で向き合うということ。着飾らない言葉で接することで、本気で相手を思う気持ちが伝わり、選手に主体性が生まれていくと言います。徳洲会体操クラブでは、この本人の願望が明確化していくことで、主体性やモチベーションに変化が生まれるという選択理論心理学に基づいた関わり方を大切にされています。それにより、一人ひとりが自分という存在に自信を持ち、自然体で戦えるメンタルを身に付けています。
徳洲会体操クラブが目指す、『世界を魅了する最強で最高のチーム』。それは、単に強いだけではなく、全員が深い絆で繋がり、縁ある方々に応援される人間力を持つチームと言っても良いでしょう。だからこそ、競技技術のトレーニングだけではなく、人として何を大切にし、どのように生きるのかという人間力の強化を重視されています。オリンピックを目指すことはもちろん、日本を代表し世界を魅了するチームとなるべく日々のトレーニングに取り組んでいます。
2022年12月11日(日)にサンドーム福井で行われた第76回全日本体操団体選手権の男子団体で、徳洲会体操クラブが15年ぶりの日本一に輝きました。東京五輪の団体で銀メダルを獲得した北園丈琉選手や杉野正尭選手をはじめチーム一丸となり、大きなミスのない演技を見せ6種目中3種目でトップの得点を記録。2位のセントラルスポーツに約5点差をつける258.262の合計得点で大きな栄冠を掴み取りました。そして翌年2023年にも日本一に輝き、二連覇を達成。米田功氏が監督に就任されてからずっとこだわってきた「考え方」の教育。弊社はその教育面から支援してきました。世界の頂点を目指して挑戦し続ける徳洲会体操クラブの教育パートナーとして、これからもサポートし続けてまいります。
15年ぶりの日本一に輝いた組織変革の舞台裏のインタビュー記事はこちらからご覧いただけます。
https://leaders-lounge.achievement.co.jp/archives/5929
2022年に、全日本体操団体で15年ぶりに優勝を果たした、徳洲会体操クラブの皆様から、8年にわたるスポンサー活動のお礼として、記念品を頂戴しました。
2015年から米田功監督とご縁をいただき、長らくスポンサーとして応援させていただいてまいりました。
「世界を魅了する最強で最高のチーム」を目指すチームの皆さんの挑戦をこれからも応援し続けてまいります。
▼詳細はこちら
https://corp.achievement.co.jp/news/recent/news-8704/
2024年2月、徳洲会体操クラブにて、
パリ五輪に向けた1day研修を開催。
今回の研修の様子が産経新聞に掲載されました。
2024年はいよいよ五輪の年です。
クラブが掲げる「世界を魅了する最強で最高のチーム」というテーマを胸に、世界一を目指します。