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学校埼玉県戸田市での学校教育支援の取り組み
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最終更新日:2024年02月14日

産官学連携で創り出す「自己肯定感」と「目標達成能力」を高めるプロジェクト

2023年から埼玉県にある戸田市教育委員会との、新たな産官学連携がスタート。弊社がこれまで36年間・48万名の経営者やビジネスパーソンに提供してきた教育メソッドをもとに、カリキュラムの設計支援や、特別授業を実施いたしました。

「自分らしさ」、自己肯定感の向上、将来の夢を描くことや、キャリア教育などのテーマに取り組んでいます。

戸田市教育委員会 教育長 戸ヶ﨑勤氏と代表青木の対談はこちら
「企業の力で学校教育に新たな風を ~自ら考え、行動する課題解決型人材を育てる~」

戸田市は、2015年から子どもたちの主体性や自信を育むため「課題解決型人材の育成」を掲げて教育改革に取り組んでいます。

2015年に戸田市教育委員会 教育長に就任した戸ヶ﨑勤氏は、「課題解決型人材を育てる」を掲げ、前任教育長の改革を土台に、様々な教育改革を推進。その結果、学力は県内トップクラス、体力も全国平均超えと変化。

現在では、民間企業や教育機関など多くの団体と連携し、デジタル化・PBL(課題解決型学習)の導入や、教育委員会内の「教育シンクタンク」設立など様々な施策を実施しています。

教育界に新しい息吹を吹き込み、変革の波を巻き起こしている戸ヶ﨑勤氏に学校教育についてのお話を伺いました。

「自分らしさ」をテーマにした新曽小学校5年生向け 1年間の特別カリキュラム

新たな産官学連携プロジェクト始動に際して、真っ先に手をあげたうちの一校が、戸田市立新曽小学校です。

新曽小学校では、2023年度の5年生向けのカリキュラムとして「自分らしさ」をテーマに掲げています。第1~8フェーズからなるカリキュラムの設計支援と、第2フェーズ目の特別授業の実施を弊社が共同担当いたしました。

第一弾として、2023年7月13日(木)に5年生4クラスの児童向けに「自分らしさ」をテーマに特別授業を実施。

講師は、現役助産師でありながらプロの講演家として全国で講演活動を行う芳川悠氏。芳川氏は、自身が幼少期に白血病にかかり闘病生活を送ったことから、助産師を目指し、学生時代に助産師、看護師、養護教諭の資格を同時取得。講師から、児童一人ひとりが、自分らしさに気づけるよう、どのように将来の夢を掲げたのかなど人生の目的を明確に持つことの価値をメッセージいたしました。

▼詳細はこちら
https://corp.achievement.co.jp/news/recent/news-10146/

 

体操元日本代表 世界大会金メダリストとイラストレーター・画家が「自分らしさ」と「夢」をみつける特別授業

(1)作品を見て「好きと嫌い」に向き合い、自分の感情を絵に表現する

新曽小学校では、第2回目となる12月6日(水)の授業では、イラストレーター・画家の間宮 ケント氏が講師を担当。

授業の前半では、児童それぞれが、間宮氏のアートに触れ、自分の「好き」と「嫌い」を考えることで、自分らしさを見つめました。児童はそれぞれ、「この色が好き!」「宇宙みたいに見える」「でこぼこしてるのがカッコいい」と自分自身が感じたことを言語化していました。

後半では、ポストカードに自分自身の感情をアートとして表現。講師の間宮氏から「筆を使わなくてもいい、指や手のひらも使っていいよ!」、「周りのお友達は気にせず自分が好きなように書いてみてください。」と聞き、十人十色、喜怒哀楽、自分の感情を表現することにチャレンジ。

また、希望者のみ「デジタルアート」にも挑戦。普段からパソコンに使い慣れている児童たちはレクチャーを聞いてすぐに動くアートを作成していました。

(2)体操元日本代表で世界大会金メダリストとともに考えた「自分らしさ」「夢」

第3回目となる12月11日(月)の授業では、体操元日本代表で世界大会金メダリストの亀山 耕平氏が、「自分らしさ」と「夢」をみつけることについて講演をいたしました。

跳び箱での実演をしながら、「自分らしさ」と「夢」を見つけることができた経験についてお伝えいたしました。亀山氏が「自分らしさ」や「夢」を見つけられた背景には、親や恩師の存在があったそうです。体操選手時代、恩師から「お前のあん馬は世界を獲れるぞ」という言葉をもらったことをきっかけに、「自分らしさ」と「夢」が明確になったそうです。

児童は、亀山氏のあん馬の演技や、実際に獲得してきた数々のメダルに触れ、自分にとっての夢を考えました。

自分で考えた後は、お友達や、先生へ「自分らしさ」を聞いて回りました。”夢”というと大きいもののように思えますが、自分がやってみたいことや、夢や目標を達成するために必要な行動を書き出しました。

児童たちが、1年間かけて考え続けてきた夢を、世界一の舞台に立った亀山氏の考えや思いに触れ、さらにブラッシュアップする機会となりました。

「新曽中学校区合同研究発表会」にて「自分の夢プロジェクト」の研究授業

1年間を通して取り組んできた「児童の将来に向けた自己実現のための学び」をテーマとしたカリキュラムを、2024年1月23日(火)に行われた「新曽中学校区合同研究発表会」にて、総合的な学習の時間「自分の夢プロジェクト」の研究授業として実施。

当日は、新曽中学校区の先生と教育委員会の関係者など総勢200名が参加する研究授業となりました。

▼詳細はこちら

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000311.000002398.html

 

世界大会金メダリストの亀山耕平氏とイラストレーター/画家の間宮ケント氏を招いて授業

最も伝えたかったことは、スポーツに限らず勉強や将来など、自分の可能性を信じて欲しい!ということでした。私が体操競技選手時代、10年間世界を舞台に活躍できた秘訣は自分らしさを見つけられたことです。苦手を克服しようと多種目を練習していたところで、恩師に「カメのあん馬は世界を獲れる!得意種目を磨こう!」と言われて、気づくことができたのです。自分らしさを考え磨けることはとても大切です。(亀山氏)
表現の世界は何が正しい・間違っているはないので、自分が良いと思ったことを表現することの面白さや、表現するプロセスで感じる自分の感情に向き合うことの大切さを伝えました。児童の皆さんは真剣にアートに向き合ってくれました!

表現において、自分らしさを磨くことは、そぎ落としていくことだと考えています。小学生のうちに自分らしさに向き合うことで、周りからの目や評価など余計なものを取っ払って突き詰めていくことができるようになっていくと感じます。(間宮氏)

喜沢小学校での教員向け・4年生向け授業

「児童の主体性を引き出すコーチング・ファシリテーション力」教員向けセミナー

2023年8月22日(火)に、戸田市立喜沢小学校の教員の先生方を対象に、夏休み中の小学校にて、「児童の主体性を引き出すコーチング・ファシリテーション力」セミナーをオンラインで開催いたしました。

校長から各学年の先生方が参加してくださいました。

喜沢小学校では、「すべての児童が学校生活が楽しい、学びが楽しいと言える学校」を目指しています。ときには、データを活用したり、月に一度先生方で会議をしながら、児童一人ひとりに目を向けて子どもたちに合わせた学習環境の創造を目指してきました。

セミナーでは、

●ティーチング、コーチング、ラーニングの違いとはなにか?

●「参加者主体の共同学習」を生み出すためのファシリテーション力とは?
をお伝えしました。

さらに後半では、コーチングスキルの4要素と言われている「傾聴・質問・承認・提案」を教員同士でワークを通して体験する機会を設けました。

<参加した教員の感想>

●日々の自分の指導を振り返り、傾聴と承認が足りていなかったように感じました。
答えを提示するのではなく、子どもが自分なりの答えを導くための過程づくりを学ぶことができた研修でした。

●ティーチングを行った時の定着率がたった5%程度と聞いて驚きました。時間が無くなるとつい、教え込み型になってしまうので授業計画をしっかりと立て、コーチングやラーニングの手法を取り入れていけるようにしていきたいと思いました。

●子どもたちが夢中になれるような、組み立てを考えて授業をしていきたいと思いました。研修中に講師から参加する私たちに対してたくさんの質問があったように、子どもたちのことばや考えを大切にしていきたいです。

▼詳細はこちら
https://corp.achievement.co.jp/news/info/news-10979/

「農業×IT」分野で業界変革に挑む経営者が語る「新しい”価値”を生み出す面白さ」を学ぶ4年生向け授業

2023年11月30日(木)に、戸田市立喜沢小学校の4年生に向けて、株式会社笑農和 代表取締役 下村豪徳氏を講師に招き、「挑戦することや新しい職業をつくり出す面白さ」を学ぶ特別授業を開催いたしました。

下村氏は、富山県滑川市で、水稲農家向けにスマホで水管理できるサブスクリプションサービスをはじめ、「農業×IT」で生産者の悩みを解決する事業を展開しています。

授業では、

・「農業×IT」という新しい挑戦に対して、反対されたり、仕事を奪うのかと罵倒された経験。
・それでも農業業界のために挑戦しつづけたことで仲間が増えていったこと。
・新しい商品・職業という”価値”を生み出すことの大変さと面白さ
を、メッセージして頂きました!

プログラミングを勉強している児童たちからは、アプリをみて「自分もつくれるかな!」といった声や、授業後に、熱心に質問に来る児童もいました。

▼開催の様子はこちら

 

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